【注目の企業】ナビプラス株式会社

今回の注目企業はレコメンドエンジンをASPとして提供しているナビプラス株式会社。最近のサイトには欠かせない機能となっている「おすすめ」や「ランキング」などのコンテンツを自動的に分析、表示させるサービスを提供しています。

ECサイトやニュースサイトでユーザの行動履歴データから興味のありそうな商品や記事を自動的に「おすすめ」するレコメンド機能は、さまざまなサイトで見かけるようになりました。普及した背景の1つに、レコメンドエンジンがASP化されることで、各サイトが独自開発する必要なく導入できるようになったことがあるでしょう。
ナビプラス株式会社は、レコメンドエンジンのASPを提供する企業。すでに400サイト以上に導入されており、マガシークやマルイウェブチャネルなど、大手ECサイトやメディアサイトなども採用しています。

「ECサイトの場合、おすすめ商品をレコメンドする機能や商品ランキングを表示する機能がなければ、ユーザは商品を探し出すことは難しいですよね。ECサイトのトップページからふらふらとアクセスしているだけは、欲しい商品に出会えないし、買うまでの動機になりません。レコメンドやランキングなど当社で提供しているサービスがあってこそ、購入意欲を高めることができるわけです。それは情報サイトにも言えることで、欲しい情報に気付いてもらうためにはレコメンドエンジンが欠かせないものとなっています」(代表取締役CEO 篠寛さん)

代表取締役CEO 篠寛さん

代表取締役CEO 篠寛さん

商品や情報へのアクセス方法として多くのサイトで導入されているレコメンドエンジンですが、ナビプラスのサービスはスタート時から6年の歳月を経てさまざまな情報を表示できるようになっています。

「レコメンドだけではなく、ランキングや新着商品、値下げ商品や再入荷商品を自動的に検出して表示させる機能もあります。サイト上に出せるコンテンツの種類は、他社のものより多いですね。また、ユーザの履歴だけからレコメンドをすると、サイト運営者側の思惑通りの商品が表示できないケースが出てきます。運営者側がある程度まで表示内容をコントロールできるような機能も備わっています」(セールス&マーケティング部 関隆進さん)

さらには、テキストマイニングの技術を使って行動履歴以外のデータから分析したり、独自の検索エンジンをサービス内に取り込んだりと機能強化を進め、他社との優位性を保っています。

レコメンドサービスが提供するサービスをサイト運用者が自ら管理するとなると非常に手間がかかってしまい、サイト運営に支障をきたしてしまいます。おすすめ記事の選別、表示を自動化することでサイト運営者が本質的な業務に集中することができるようになるのです。レコメンドエンジンのマーケットは、ECサイトはもちろんですが、情報メディアサイト、企業情報サイトなど幅広い分野に及んでおり、ナビプラスの顧客数も増え続けています。

大量のリクエストを処理し、サービスを稼働させる醍醐味

そんなナビプラスのエンジニアリングの醍醐味は、大量のリクエストを処理する堅牢なインフラ構築と、自分のアイデアで次々に新しい機能開発ができることだそう。

「多くの会員がいるサイトでは、セール等が実施されるとアクセスが集中します。その際に当社システムにも膨大なリクエストが発生しますが、それを確実に処理できるサーバやネットワークを構築しておき、サービスを提供し続けなくてはいけません。ここにエンジニアとして手腕が問われます」(篠寛さん)

また、新しいサービスや機能を、自らのアイデアを基に開発できるというのもエンジニアがやりがいを感じるところですが、ナビプラスにはそんな環境を会社が意識的に用意しています。

セールス&マーケティング部 関隆進さん

セールス&マーケティング部 関隆進さん

「大手SIer、オンラインゲームなどさまざまなバックグラウンドを持った転職者が集まり、それぞれのノウハウを凝縮した玄人集団が当社の開発チームですよ」(関隆進さん)

また、サービスそのものもレコメンドエンジンとしては企業向けですが、表示内容はコンシューマ向けのコンテンツなので両方に向けた開発をしているのもナビプラスの特徴でしょう。

ASPとしてシステムを提供する顧客の数が増えており、かつサイト運営に欠かせない機能なので売り上げが急激に落ちる可能性も少ない。安定した経営状態の中で、じっくりと自社サービスを開発、運用に打ち込めるのはエンジニアのキャリアを作る上で重要なことでしょう。

ナビプラスのレコメンドエンジンは、今後も機能強化が進んでいき、マーケティング分析機能などにも注力していくそうです。大量のログを分析することで実現できたレコメンドからビジネスインテリジェンスの領域にも進んでいくことが予想されます。さらに、ナビプラスの機能を使ったコンシューマ向けサイトの構築など、ビジネスの柱を増やしていく中で、自分の領域や可能性を広げる仕事に出会えるのではないでしょうか。


2013-07-18 | Posted in 注目の企業Comments Closed 

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